時は金なり、人生はサーカスなり

医療職だったライター、副業で生きてる 徒然なる本音をずらり

話題の『PDCAノート』を読了したので感想を述べてみる

 

 

こんにちは、白嶋です。

 

今有名なブロガーさんが紹介したことで、ブログ執筆初心者~中級者やアフィリエイターの間で話題になっているこちらの「PDCAノート」という本。

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PDCAノート 著:岡村拓朗

 

ブロガー界隈の第一線で活躍されている方のおすすめとあり、興味を示した方は多数で、私もその中の一人でした。

しかし、このような「一日五分書くだけで変わる!!」系ははっきり言ってあまり期待していません(´ー`)

 

では、この本はおすすめできないのか?

 

いいえ、最高におすすめできます!!!!

 

 

 

 

なぜ、おすすめできる!と断言できるのか

 

ビジネス本といえば、

  • 成功している会社や人物を例にとった事例紹介
  • 自分自身が編み出したノウハウを書き連ねる

などなど、「実際に成功している話ばかり」連ねていることが多いです。

 

しかしなぜ人はこのようなビジネス本を読むのか?

それは、失敗をどう生かせば良いのか知りたいから、だと思います。

「一日五分で成功できる!」なんて、本当の事ならもう世界中の皆が成功者で裕福になっていることでしょう。

 

でも、この本を私がおすすめできると断言できるのは、

  • 実際に「続かないという人からこういう相談を受けます」という話が聞ける
  • では一日五分の作業も続かない人は、どうしたらいいのか?なぜ続かないのか?

という私たちが知りたい根本を丁寧に説明されているからなんです!

 

 

一日五分でできる!という甘い謳い文句に惹かれた人も、それが全然続かなかった人も、自分だけではなく皆同じような悩みを持っているということですね。

 

 

 

 

まず、「PDCA」って?

 

最近本のタイトルなどでもよく目にする「PDCA」ですがこれは、

  1. Plan(計画する)
  2. Do(実行する)
  3. Check(評価する)
  4. Action(改善する)

という一連の流れのことを指します。4まで到達すると、また1に戻る、ということですね。

これは仕事のみならず、日々の生活やダイエット、夢を達成するためなど、用途は様々です。

 
これができると仕事が効率化し、無駄も省きながら日々成長することができる。というわけなんですが、この本を読んで納得した部分は
このPDCAというのは効率的に行動する上でとても大切なのに、やり方を教わっていない!!!という根本的な課題があるんです。
 
だから、皆さんも仕事をしながら日々改善をしていっているようで、実は
「P(計画)→D(実行)→D(実行)→D(実行)→……」
とがむしゃらに働いているだけだったりするんですよね。
それじゃあ、実績に繋がることなんて到底無理でしょう…。
 
どうしたら、実行した後の「評価と改善」につなげていけるのか、ということが本書には載っています。
 
 
 
 
 

仕事ができない人・伸び悩んでいる人は、成功者と大きな違いがある

 

本書は「PDCAノート」の作成方法を丁寧に記載していますが、なぜノート作りが大切か、ということも知っておきたいことですよね。

著者である岡村さんは、「視覚化することの大切さ」を本文で謳っています。

 

人の行動の90%はフレームに縛られているとも言われます。

自動車を運転する方なら、センターラインがある道路とセンターラインがない道路をイメージしてみてください。センターラインがない道路を高速で運転するのはものすごく不安ですよね。たった一本の線があるだけですが、それだけで左右に分かれて安心して運転できるようになります。これもフレームの力です。

(中略)

フレームを意識すれば自然とその通りに動くことができます。つまり、フレームを活用すると楽に物事を進めることができる。こんなに使える方法があるのに、ほとんどの方は意識してフレームを使用していません。

(中略)

仕事が遅かったり、うまくいかなかったりする人は、脳に無駄なエネルギーを使わせています。仕事の進め方や考え方を決めずに、いちいちどうしようかなぁと頭を悩ませることが脳にとって一番エネルギーを使うことです。

(以上本文より引用)

 

 

……納得!!!!

確かに、自分で考えながら一日を過ごすよりも、元から決まっている枠内で行動し過ごしたほうが考える時間も労力も少なく済むので、これが仕事に適応することができればかなり効率的になりますよね。

頭の中で一日のスケジュールを立てているよりも、すでに見えていればあとはやるだけ。

 

ここで、「だからノートに線を引いてフレームを作り上げることで、考えることをできるだけ最小限にして、効率的に仕事ができる環境を作るのかぁ!」と勉強になりました。

 

 

 

 

継続することの大切さ、を数値で実感

 

本書の中の項目には「PDCAは毎日回せ」という部分があります。

読む前の自分の本音としては、「毎日回すことができたらラッキーくらいでしょ…」と思っていましたが…

 

月例の会議報告だけのタイミングの場合、PDCAを回すのは、月1回、ということは年に12回となります。

これが毎週のミーティングで進捗確認するようになれば、年間だと52回PDCAを回すことになります。当然毎日なら365回ですよね。

(中略)

年に12回しかPDCAを回さないということは、実行したものを振り返って軌道修正できるタイミングも12回しかない、ということです。

 

本文では、年間でどれくらいの軌道のずれが生じ、どれほどの労力がかかるのか、など数値でしっかり表されています。

 

私は過去に、有名なスポーツブランドであるNIKEのコピーライティングにひどく心を打たれたことを思い出しました。

「君が練習しない日は、アイツがうまくなる日だ」

 

本当にその通りだと思います。

組織が大きくなればなるほど回すことも大変になってきますが、個人でPDCAを回す分には「毎日成長できる種を拾い集めていくことができる」ということです。

 

 

 

 

 

『「書けない」はなぜ起こるのか?』

 

この章で岡村さんは、「PDCAノートをやめてしまった」という人がいます、と書き出しています。

 

「やったことや、時間を正確に記録できなくなって、ノートが空白だらけになって、やる気をなくしてしまうんです 」

「すぐ書くのを忘れてしまったり、PDCAノートを書くのが面倒になったりして、書けなくなるんです」

といったお話をお聞きします。

 

という内容も書かれています。これは、本を読んでいる人の大半が思っている本音ではないでしょうか。

しかしこの章では、

  • 「どうして書けない」という事態に陥ってしまうのか
  • 書き続けるためには、どういう心構えでノートと向き合うのがベストなのか

などという事が書かれており、思わず「おお~…」と本を読みながら声を上げてしまうほどでした。

 

岡村さんが考える“書くことを続ける技術”というのは、本を読み終わってから納得した状態でノート作りに取り掛かることができるような内容となっており、ノートの作り方も重要ですが「続け方」を教示してくれるのはとてもありがたいと思いました(*´ω`*)

 

 

 

 

 

ページ数はそんなに多くなく、私は1時間程度で読み終えることができました!

様々な実用書などが並ぶ本屋さんでは、本当にこれが自分に役に立つのか小一時間考え込むことも少なくはありません。

だからこそ、自分が良いと思ったものを紹介し、良い波を続けていくことができたら、それこそ効率的だと思います(`・ω・´)ゞ(良さを紹介するための表現力や語彙力などはまだまだですが)

 

PDCAノートは、これを読み終えたあとにすぐ近くの文房具屋さんに走り作成しました!

実行は明日の朝からに決定(*´▽`*)

後日、PDCAノートの進捗状況もブログでお話できたらと思います!!

 

 

 

 

 

では、閲覧ありがとうございました!

 

 

2018.2.28 追記

ご本人からツイートにて指摘をいただき、なんと全ての名前を「岡村」さんではなく「岡本さん」と表記してしまっていたため、修正しました。大変申し訳ありませんでした。