時は金なり、人生はサーカスなり

医療職だったライター、副業で生きてる 徒然なる本音をずらり

キングコング西野「革命のファンファーレ」、一気に引き込まれた

 

はじめに

 

「やりたいことが見つからない」という人がいる。

これを読んでいるあなたも、もしかしたら、その一人かもしれない。
そして、大人はあなたを指して、「ゆとり世代」だとか、「さとり世代」だとか、「草食」だとか云々かんぬん。
自分たちに比べると、まるで最近の若者は“人としての能力が低い”といった言い草だ。

 

たとえば、あなたの親は、あなたにこんなことを言うだろう。
「好きなことをして生きていけるほど、世の中は甘くない」と。
親世代の常識は「お金=ストレスの対価」だ。

ところがどうだ?
ストレスがかかる仕事から順にロボット化されていき、ストレスのかかる仕事がみるみる世の中からなくなっているではないか。

(中略)

「好きなことをして生きていけるほど、世の中は甘くない」と言われても、好きでもない仕事は消え、好きなことしか残らなくなってきている。

ここからは、“好きなことを仕事化するしか道が残されていない”時代だ。 

(本文より引用)

 

こんにちは、白嶋(@idol22ws)です。

 

今回は、キングコング西野亮廣さんが執筆された「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」という本を読みました。

前述したのは、どうしても引き込まれた「はじめに」の部分。

 

まず、たった一言で読了感想を述べるとするなら、なぜもっと早く読んでいなかったんだ…!!ということ。

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革命のファンファーレ 現代のお金と広告 著:西野亮廣

この本を買った理由は安易なもので、堀江貴文さんの本を買った際に、なぜか西野さんがプリントされているのを不思議に思ったからなんですよね!(しかもこの本の表紙と同じ写真)

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なぜお笑い芸人が、ビジネス書を書いているのか?
なぜ絵本を書いているのか?
なぜクラウドファンディングで1億円も集めることができたのか?

私の疑問は、この本の中にすべて丁寧に回答されていました。

 

読みやすさは、まるでブログのよう

西野さんはもともとお笑い芸人であり、有名な学者さんでも、お偉い会社の取締役でもないので、使う言葉が私たち一般人にかなり近いです。

だからスッと頭の中に入ってくるし、理解までに時間がかかって少し読むのを止める、なんてこともありませんでした。

 

ビジネス書といえば、堅苦しいし、読み終わるまでに時間がかかって飽きちゃったりする方も多いかと思いますが…。

本書ではお笑い芸人らしくたまに混じる冗談や、しかしビジネスと向き合う真摯な言葉、物事の本質をついた考えなど、西野さんらしい言葉がズラリ!

読み手の負担がだいぶ軽減されているビジネス書だと言えます。

 

まるでブログのような読みやすさで、私はお昼ご飯そっちのけで読みふけりました。

 

 

お金の本質は、「信用」という成功者が語る本質

本書の中には、なぜ西野さんがクラウドファンディングで1億円集めることができたのか、なぜ描いた絵本「えんとつ町のプペル」は国内で32万部も売れたのか、などという話など、様々なお話がありました。

西野さんや堀江さんの本の中、それだけじゃなく最近の経済やビジネス書を見ると、必ず見かける言葉があります。

それは、「信用」

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革命のファンファーレ 現代のお金と広告 著:西野亮廣

最初は、「お金2.0」という本を読んだときにこの言葉と出会いました。

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しかし、いくつも実業家さんなどのビジネス書を読破していくうちに、その言葉は「本当に行動した人たちのみにしかわからない単語なのだ」と理解できるようになりました。

キングコング西野さんは「お笑い芸人」というもともとのネームバリューがあるので、本を出しても売れて当然なのでは?クラウドファンディングでお金を募集しても、集まるのは自然の摂理なのでは?

と思っていましたが…

 

では、なぜキングコング西野さん以外のお笑い芸人の方々は本を出さないのか?
もしくは、本を出しても売れていないのはなぜか?

なぜ彼は、ひとり違うステージに立っているのか???

 

それはやはり、西野さんが

  • 物事の本質を冷静に見極めることが出来る人だから
  • 新しい肩書きを持つことを怖れていないから
  • 周りがとやかく言おうと行動した人だから

ということだと私は解釈しました。

 
 

文系脳の私にも、わかりやすい理系脳の解説

私は根っからの文系脳です。だから、たまに堀江貴文さんの本を読んでいると、突飛すぎてよく理解できないまま読み飛ばしてしまう部分がでてきます(笑)

本を読んでいると、西野さんもモロ理系脳なんだなぁ~と伝わってくるのですが…

 

でもそこはやはりエンターテイナー、めちゃくちゃわかりやすい!

数値化してくれていることがところどころ出てくるのですが、比較や例え話などもしっかり使ってくれているので、理解しやすいんです( ˘ω˘ )

 

しかも、この本自体を西野さんが楽しみながら書いたのかな、というのがなんとなく伝わります。

ぽんぽんぽん、とリズムよく読めるんです!

これは文字だけの読書には本当に必要なリズム感で、少しでもこのリズムが狂って読みづらさが出てくると一気に辛くなるんですよね( ;∀;)

 

ビジネス書を読んでいると、やはり理系脳の人は成功しやすいのかなぁ、となんとなく自信が無くなってしまいがちですが、西野さんの言葉は優しくて、動き出したいという気持ちになりました。

 

 

この本の最後に、こんな言葉が

私には、もうここを引用してしまえば、何も言うことはありません。

私には、本書に書かれていた内容と、この大事な部分に気付けたことだけで、この本を読んだ価値が100倍になりました!!

決定権は偉い人(出世をした人)だけが持つ特権だと思われているが、違う。
「決定権」は、覚悟だ。

「面白いのですが、一旦持ち帰って、上の人間に確認します」と言う新人と、「面白いので、僕がなんとかします」と言い切る新人。
同じ新人でも、後者には覚悟がある。決定権がある。

(中略)

キミに決定権はあるか?

好きなようにやらせてもらえないことを立場のせいにしていないか?
売れない原因を環境や時代のせいにしていないか?
自分の不満を誰かが解消してくれることを待っていないか?

これまでたくさんの人を見てきたが、成功者は必ず決定権を持っている。
そして決定権は今この瞬間に持つことができる。
あとはキミの覚悟次第だ。

(本文より引用)

きっと、行動を起こさないのも、「起こせない」と理由づけるのも、西野さんが言う「決定権=覚悟」が自分の中に無いからだ、って気付きました。

 

 私はこの本を読み終え、西野さんには革命のファンファーレが鳴っている。

さて、私はこれからどんな好きなことをして生きていこうか、と考えさせられるだけでワクワクする!

一気に引き込まれたキングコング西野ワールドがさく裂したこの本は、本当に読んで損はない一冊だと言えます!

 

 

最近本を読みながら、やはり、売れている本にはそれなりに売れている理由があるんだなぁと思います。

  • 文章がやわらかくて読みやすい
  • ところどころに休憩できるようなページがあって疲れづらい
  • 現代の人が知りたがっている、「本質」をしっかり捉えて説明できている

というように、共通点があるなぁと感じるこの頃です(*´▽`*)

 

では、こんなところで締めさせていただきます!閲覧ありがとうございました!