時は金なり、人生はサーカスなり

医療職だったライター、副業で生きてる 徒然なる本音をずらり

堀江貴文が本を1000冊読んで書いた書評本を読了し、己の未熟さを痛感した話

 

 

こんにちは、白嶋です。

 

昨日は夜にしているお仕事の合間に、堀江貴文さんの「ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた」を読みました(*´ω`*)

これは堀江さんが刑務所に入って服役中にしていたことで、ネットや情報社会から一切の遮断を受けてる中で本を1000冊読んだから、オススメを紹介するよ!という内容になっています。

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ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた 著:堀江貴文 楽天Koboより引用

書評本なんて普段滅多に読まない私。
きっと読んだ方がタメになるのはわかっているんだけど、「この本を買わせようと必死なのが伝わる」という文面に出くわすと、なんだか具合が悪くなる感覚がする…。

もっぱら実用書か心理学、経済・自己啓発の分野に偏ってしまっている状態。

 

でも、堀江さんの書評本は、やっぱり堀江さんが書いたもの。
私の中にスーッと溶け込むように、書評の言葉も入ってくる。

 

 

読了後にめちゃくちゃ反省をした

この本、ただの書評本なのになんでこんなにスラスラ読めるんだ?と不思議に思う私。

そして気付いたのは、もし私が堀江さんと同じ本を同時期に読み始めて書評をしたとしても、紡がれる言葉や説得力、読者の心を動かす構成作りなどは、到底敵わん。ということでした。

 

なぜ敵わないのか?
それは、堀江さんが別の著書で、「僕は毎日誰よりも多くの情報のシャワーを浴びている」と話していることを思い出して答えが出ました。

私は周囲や事象に対する興味が堀江さんよりは薄い方で(人並みなのかもわからない)、堀江さんは毎日いろいろなモノに目を向け好奇心をくすぐられている人。

 

書評しながらも、堀江さんの文章の中には“自分の知り合いにはこんな人がいたよ”、“僕が若い頃はこんなことが起きたな”、“今の仕事はこんな風にやっていて、前とはこういうところが違うよ”というように、『自身の経験を交えながら話しているから、ひとつひとつの内容が濃密』という印象を受けます。

ここで私にはたくさんの反省点が生まれました。

  • 自分の知見の無さ
  • 人脈の狭さ
  • 経験の浅さ

などなど、日常生活の積み重ねで構築されるそれらが、圧倒的に少ないのだと改めて気付きました…。

関わっている人間の数、こなしてきた仕事の数、興味を持って行動したモノの数、そういうのって書く文章にも表れて、説得力がまるで違いますし、読みやすさも本当に歴然とした差が生まれるんだな…と思いました。

 

私は今、時間があれば仕事をしていたい。
パソコンを使用しない仕事の合間にも、電子書籍を買って常に読書をしていたいし、読書ができないならブログネタを探していたい。

だけど、この書評本を読んで変わったことがありました。

  • 友人と少し遠出して遊びにいく約束をした
  • 知り合いカップルとご飯に行く約束をした
  • Twitterやはてなブログで、できるだけコメントをするようにした
  • ギターを買って、ギター教室に通うことを考えるようになった

本当に些細なことではあるのですが、でも、私にとってはそれなりに大きな変化となりました。

 

一人で過ごす時間にも意味はあるけど、誰かと過ごす時間には自分一人じゃ決して作れない時間や考えがある。
それは、今後自分のブログを運営していこうと考えているのなら、絶対的に必要なことだなと思います( ˘ω˘ )

単なる書評本だと思っていたのに、やっぱり堀江さんの本からは何かしらの感銘を受けるみたいです…(笑)
 
 

堀江さんの本には「私が言語化できなかったことを言い切ってくれる部分が存在する」から読んでいて気持ちいい

私は普段何かを経験したとき、「これはなんだか嫌だな」「こっちはなんだか好きな感じがする」など曖昧な感覚で生きていました。

今思えば、それは考えることを放棄していたということだし、普通に会社に勤めて「辛い」「疲れた」と言いながらも毎月自動的に給料を貰っている思考停止したままの社会人そのものでした。

 

だからでしょうか、堀江さんは私が曖昧に感じ取っていた何かを、必ず言語化してくれる部分を持ち合わせています。

例えば、私は「漫画でわかる〇〇〇!!」というような本が苦手だ、ということを以前話しました。
これに対する私の考えは、「ストーリーが自分に重ね合わせて読むことができなくて、読者が置き去りにされている感がある」という感じでしたが…

 

堀江さんは、このように解説していました。

巷にある恋愛本というのは、「僕はブサメンでモテなかった」というフリがまず最初に出てくる。そして、「ナンパするようになって何百人の女の人と寝た」とくる。「自分がこんなにスゴいから教えてあげる」という論調のものばかりだという。

これははっきり言ってウザい。
つまり、その著者だけの経験則で書かれているものであって、汎用性が無いものが多いということだ。

(本文より引用)

うわああ~~~!!これです!これ!!!

私が言いたかったのは、「著者だけの経験則であって、汎用性が低い」ということ!!
ここはつい、「おおお…!」と声が出てしまいましたもん(笑)

 

堀江さんと私の根本的な違いは、【物事の本質を見ているか、見ることができていないか】だと思います。

堀江さんのようにはなれないですし、私には私なりに構築してきた性格とか思考があるから、それはそれで財産なのだと思います。
でも自分はもう少し、世間に対して「セミドライ」になってもいいのかな、と思い始めました。

 

「なんとなくこうだと思ったから~」と話している人より、「これはこういう理由だ!」って言いきれる人の方が素敵。

性格を変えたいとは思わないけど、自分が素敵だと思う人の何かに近づきたいと思うのは人の真理だと思います(*´ω`*)

 

 

今回の本も、私の未熟な思考回路には大打撃だった

単なる書評本だけど、堀江さんが書いているなら……
という感じで購入した今回の「ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた」でしたが、予想を反して面白い!!!というのが私の感想。

書評で読みたくなった本もありましたし、「こういう紹介の仕方もアリか~」と勉強になった部分もたくさんありました!

 

そして一番大きな大打撃は、自分の未熟さについて。

いかに今まで自分が行動をしてこなかったのか
言い訳を並べて踏み出してこなかったのか
興味を広げる、行動をする、人と関わる、変わろう!と思えた

書評をするには、狭い世界だけ見ていても何の面白みも持たない文章になるのだということ、同じ分野の本だけ読んでいても知識は広がっていかないのだと、あたらめて実感しました。

 

 

ちなみに余談ですが、この本の中で一番最初に買って読みたいと思ったのは、『恋愛を科学でひも解いていく』という本(*‘ω‘ *)

「金を稼ぐ」のと、「女を口説く」のは、だいたい同じくらい超簡単である。
――ということのカラクリが理解できるのが、『外資系金融の終わり―年収5000万円トレーダーの悩ましき日々』(藤沢数希)、そして著者の藤沢数希さんのメルマガ『週刊金融日記』である。

(本文より引用)

この恋愛も科学でできる、という発想も面白いけど、書評内容も面白い!!!

私はもろに文系脳なので、堀江さんや藤沢さんのような理系脳の人が考えていることがわからないことが多いです…。
だからこそ、理系脳の人は恋愛をどう見ているのか、ということが心から知りたい!!(笑)

この本のタイトルは、読みたい本リストに追加となりました(*‘ω‘ *) 

 

 

効率的な読書をする上で、どんな観点が必要なのか?
自分には何があって、何が足りてないから、このような濃密でわかりやすい文章が書けないのか?

自分の未熟さを痛感する一冊でした。
足りないことを理解するには十分すぎる内容でしたし、これもサクサク読むことができてオススメですね!

 

では、閲覧ありがとうございました!