“日本人は仕事ができない”は、本当の話です。
こんにちは、白嶋です。
日本では『社畜』などという言葉が日常的に使われるようになっていますね。
まるで会社に飼われてる家畜のように働かされている、という意味を持ちます(;´・ω・)
下のtweetをご覧ください。
日本すごい(褒めてない) #tvtokyo pic.twitter.com/3ItckR3Iwy
— いおり村長 (@IoryHamon) 2018年2月19日
これは、テレビ東京で放送された番組の一部を切り取ったものです。
日本は他国と比較しても、年間1か月程度余分に働いていることに対し、1人あたりの生産量は極めて少ないんですね( ;∀;)
日本人が気づいていない、と指摘されるのは、
「世界が違うんじゃない、日本だけが違うんだ」
ということ。
ヨーロッパ諸国は一週間の労働時間を35時間前後に設定していることに対し、日本は40時間。
夏季・冬季に2週間ほどのバカンスを設けているヨーロッパ諸国に対し、日本では休暇は年間で100日を切る企業も少なくありません。
なぜ、日本よりも労働時間が短く、休暇も長いヨーロッパ諸国のほうが生産性が高いのでしょうか?
その理由は、自由なワークスタイルにあるといいます。
- 日本では、週の労働時間を40時間のフルタイムで働かないと、「正社員」とは認められず、給料を下げられてしまいます。
- ヨーロッパでは、週の労働時間を36時間から28時間に変更しても、賃金は大きくは変わりません。
- 日本では、労働時間を短くするといった場合は、大体やむを得ない事情が無ければ難しいです。
- ヨーロッパでは、趣味や休暇、勉強、あるいは他の仕事とダブルワークしたい、といった理由でも労働時間を変更できます。
- 日本では、仕事に関わる当人に権限は与えられず、上司への報告・連絡・相談が義務付けられ、指示や命令でしか動けない人間を作ってしまうため、仕事の引継ぎなどに時間を要します。
- ヨーロッパでは、時間単位でするべき業務が明らかとなっており、正社員・非正規社員に関係なくやむを得ず仕事を休む場合でも、その仕事の担当者が引き継ぐことができます。
夢のような話ですよね…。
長時間働き続けることで業務の処理が倍に増えるわけではありません。むしろ、長時間の労働を週に何日も続けることで、そのパフォーマンス力は下がる一方だと思います。
日本の雇用環境は、生産性を低下させている、ということに他ならないということですね(;´・ω・)
日本では、高度経済成長期から、終身雇用や年功序列などの制度が出来上がりましたが、これからの時代に通用するとは到底思えません。
私もゆとり世代の一員ですが、「これだからゆとりは」と言われながら育ってきた世代が、これからどんどん役職や管理職についていきます。
一昔前と違い、「みんなと同じ」ということに息苦しさを覚える時代になっています。
会社に朝から晩までいて、同じ釜の飯を食う、なんて時代錯誤な考え方じゃ若者は全然ついていけません(´ー`)
現に、
- 日本では、「始発で出社して、終電で帰宅する」といった人が頑張っているように見える
- ヨーロッパでは、そのような人は「仕事ができない人間」とみなされる
日本人はここに早く気付くべきだと思います。
会社に出勤したり、お昼の休憩を取ったり、サービス残業したり、と一日の半分程度は仕事に拘束されています。それを、約40年間も続けていくなんて、考えただけでもぞっとします。
非効率的な業務、人材が足りないから残業を強いる、といった会社はすでに経営に失敗しているのです。
ですが、問題があるのは会社だけではないと思います。
日本人は企業に対して、過剰なサービスの提供を望みすぎな気がします。そして企業も、それに応えようとしすぎている気がします。
海外と日本を行ったり来たりしている友人が、「海外に行くと、日本語を話せる外国人がものすごく下手に出てくる話し方をしていて、日本人の特性をちゃんと知ってるんだなと思った」と話していて、なんとなく日本のちっぽけさを痛感しました(;´・ω・)笑
たった10年で生活の様々なことが変わっていきます。
日本人の働き方や雇用環境が、今よりも発展することを願うばかりですね。
では、閲覧ありがとうございました!