時は金なり、人生はサーカスなり

医療職だったライター、副業で生きてる 徒然なる本音をずらり

堀江貴文の「多動力」を読んで泣いた話

 

 

こんにちは、白嶋です。

 

最近、堀江貴文さんのベストセラーである「多動力」が漫画になって売られているのをよく見かけていました。
そこで、評価も高いしちょっと買ってみようか、くらいの気持ちで昨日Amazonから注文。

ついさっきポストに投函されて、1時間かからないくらいで読み切ることができました。

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私は、「漫画でわかる!〇〇〇〇」のような本が結構苦手だったりします。
理由は、わかりやすくありがちなストーリーで伝えようとしすぎて、全然自分には関係のない内容に思えてくるからです。たとえで言うと、少女漫画の世界、のような現実的な世界を舞台にしているけど、結局サクセスストーリーというような…。

 

でも、この本は一風変わっているように思えました。

 表現のされ方としては「沈黙のWebライティング」のように、少女漫画風ではない進み方にはなっていますが、私としてはこっちの方が全然読みやすい!!!という率直な意見。

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多動力の漫画版は、ある日突然会社が無人島にワープする、という非現実的なストーリーになっています。
でも、非現実的だからこそ「ワンピース」のルフィに勇気をもらえるように、「NARUTO」で生き様を学ぶように、少年漫画として見れば実に受け入れやすい内容だなと思いました。

 多動力は情報が簡潔に書かれていて、無駄な会話でストーリーが長くなるようなことが無い。
内容の一つ一つが、自分自身にグサッグサッと刺さってくるような感じなんですよね。

これは、ビジネスパーソンのバイブルと語り継がれていてもおかしくない、と素直に感じました。

 

 

<はじめに>を読んで、涙が出た

まさか、ビジネス実用書で泣く日がくるなんて思いませんでした(笑)

ここの章では、堀江貴文さんの今までのことなどが書かれていますが、ここの言葉が本当に重みがあってすんなりと自分の中に入ってくる感覚があったんですね。

 

今まで、「ホリエモン」「ライブドア」程度の知識しかなく、なんとなく胡散臭い人…と思っていましたが、全然違うのだと感じました。
堀江貴文さんは、エネルギッシュな人で、やはり偉大な人たちに見えている世界と一般常識にとらわれたまま身動きが取れなくなっている人たちとは、見えている世界が違うんだな、と思います。

以前読んだ本で、「芸術家は芸術を数学的に捉えている」という一節を読みました。
私も幼い頃、書道を習っていた際には「文字を書いているという感覚より、線と線をつなぎ合わせた絵を描いているイメージ」に近かったことを思い出し、人と違うということが悪いことだと認識しだしてからそれも無くなったな…と。

 

堀江貴文さんが今までしてきたことをただ連ねているだけの章で、「ああこの人だってただ並外れた才能があったわけじゃなくて、自分の中で闘ってきた分こんなにすごい人なれたのかもなぁ」と思うと、なんだか涙が出てきました。

そして、素直に「この本を読んで、自分の血肉としたい」と感じました

まさか実用書に涙を流すとは思いませんでしたが、それほどグッとくる言葉と出だしで、読むぞ!と意気込まなくてもすんなり読むことができました。

 

 

私たちが恐れている「マジョリティからの離脱」をしっかり後押ししてくれる

これ、とても大切なことだと思います。

「多数派が正解」という世の中。「出る杭は打たれる」という社会。「みんなと一緒なら安心」という教育。

でも、みんながみんなその体制に納得して生きているわけではないと思います。
私もその一人でしたが、「何がおかしいのかわからない。何を辞めて、何を始めたら良いのかわからない」というように、道しるべがありませんでした。

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しかし、多動力の中ではこのように「自分が感じていた違和感」をしっかり言語化してくれて、道しるべとなってくれる言葉がたくさんありました。

「仕事だから仕方ない」と割り切っている時間すら、自分の人生を削って提供している時間。
ああ私が感じていた違和感の一つはこれだったのかもな、と思いました。

 

他にも納得できるような考え方や行動の仕方がたくさんありました。

人間は自分の立場をいつでも正当化しようとしたい生き物ですから、「会社に属さず、自由に稼ぎを得て生活している」という自分の現状を肯定したい気持ちもあり、この本は特に響いた、ということもあるでしょう。

 

 

エネルギッシュな主人公が発する言葉が、あまりに的を射ている

多動力の中には、堀江さんをキャラクターにしたような登場人物がいます。

その人の言うセリフが、あまりにも的を射ていて、勇気も湧くし力もみなぎる。

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私は今まで病院に所属し、「医療職」という肩書きしかありませんでした。

でも取った国家資格は腐らない!
その医療国家資格に加えて、今はライターとして活動していたり、様々なことに挑戦しながら生きています。

それって、仕事をしていく中、どこで活躍する肩書きかわからないのが面白いところです!

 

実際に、ライターの仕事を初めてから、医療現場で培った経験をお金に換えることができました。
キャバクラで働いていた経験を、ライティングでお金に換えることも。ずっとやり込んでいたゲームをお金にすることもできました。

自分が今置かれている状況を冷静に見ると、この多動力を少し発揮できている、ということに気づきました!!

 

一つの職場で、毎日始業の40分前から準備して、サービス残業は当たり前、という毎日を消費していた頃よりもずっと楽しいと思える毎日を過ごすことが出来ています( ˘ω˘ )

きっと、親や周りから見たら「危なっかしい」「社会人としてどうなんだ?」って言われるようなことですし、実際に親からは「しっかりしてちょうだい」と言われています。

 

でも、毎日楽しく生きています!!!

この多動力を読んで、もしかしたら自分は間違っていないのかもしれない、と勇気が出ました。
そして、多動力の中に書いてあった、

日本には「いろいろなことに手を出さず、一つの仕事に専念するのが正しい生き方だ」という妄想が未だにはびこっている。ほとんどのビジネスパーソンは「営業」「経理」「システムエンジニア」といった一枚の名刺で人生を終える。だが、そんな〇〇一筋という人材は、代替がいくらでもいて、あなたの価値を上げてはくれない。代わりがいるから給料が上がらないのは当然のことなのだ。

(中略)

まず一つのことに一万時間(一日6時間で五年間)取り組んで「100人に1人の人材」になる。これは誰でもできることだ。次に別の分野で一万時間没頭する。するとここでも「100人に1人の人材」になれる。さらにもう一つ加われば100万人に1人の逸材となり、誰かに取って代わられることなどなくなる。

これはかなーーーり心に響きました。

医療職を目指し、学び、勉強してからすでに10年は経過している自分は、「この仕事で生涯を終えてもいいんだろうか?」という疑問と、「でも技師長はもう30年も続けているんだし、それが価値なのかもしれない」と言い聞かせている部分もありました。

 

でも、もしかしたら今は一万時間何かに没頭すべき時間なのかもしれません。

私にとって、今はそれが「文章を書く」という行動なのかも。

 

 

ただの自信家、ただの起業家とはワケが違った堀江貴文さん

私の中での「胡散臭そうな堀江貴文像」はあっけなく崩れ去り、この人からたくさんの物を吸収したい!!と勢いづいています(笑)

とりあえず次は「属さない勇気」を注文しようと思います。

自分の中にあったぼんやりとしていて言語化できない疑問や悩みを、バッサバッサとぶった切ってくれる感覚は本当に気持ちが良いものがありました!
なんでこんなに本出してるんだ?という疑問も解決!(笑)


きっとこの本は、「会社勤めに消費している人生へ疑問がある人」「会社を辞めてみたいけど、その先どう進んでいけばいいかわからない人」「くすぶっている自分を変えたい人」などにオススメできる本だと思います。

 

多動力、はダメなものじゃない。むしろ必要なものなんだ、と思いました。
「もっと落ち着きなさい」「しっかりしなさい」という言葉がしっくりこないのなら、自分が進みたいな…って思った道に足を踏み入れてみるタイミングが人生の中にあってもいいですよね!!

 

長い読書が苦手な方でもこちらの漫画版多動力はかなりわかりやすく、少年漫画のようにサクッと読めるので、ぜひオススメです。

現状に迷っている方ほど、堀江さんの言葉がスッと心の中に入ってきて、自分の中の何かを動かしてくれるチャンスかもしれません。

 

 では、閲覧ありがとうございました!