時は金なり、人生はサーカスなり

医療職だったライター、副業で生きてる 徒然なる本音をずらり

堀江貴文の「ゼロ」を読んで心から彼に惹かれた話

 

 

こんにちは、白嶋です。

 

昨日、堀江貴文さんの漫画版多動力を読んで、ひどく感動し、「属さない勇気」をネットで注文しました。
しかし、一度気になってしまうとすぐにでも次に進みたくなってしまう性分の私は、後々買おうと思っていた堀江貴文さんの著書「ゼロ」を電子書籍で購入して、すぐに読み終わりました( ˘ω˘ )

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この「ゼロ」という本は、堀江貴文さんが刑務所から出所して一番最初に書いた書籍です。

堀江さんの今まで語られなかった部分の人生や、刑務所での話、仕事についての姿勢の話など、実用書のような堀江貴文という人間の人生を垣間見るような、そんな一冊となっている感じがします(´ー`)

 

 

なぜ私はここまで堀江貴文さんに惹かれているのか?

この本を読んで、より一層堀江さんの書いた本を読破したい!という気持ちになりましたが、なぜ私はこんなに堀江さんの書く文章や言葉に惹かれているのでしょう?

 

答えは、私も「ゼロ」を経験したから、だと思います。

本文の一節にこのような部分があります。

僕は失ったものを悔やむつもりはない。ライブドアという会社にも、六本木ヒルズでの生活にも、愛着はあっても未練はない。
なぜなら、僕はマイナスになったわけではなく、人生にマイナスなんて存在しないのだ。たとえすべてを失っても、再びゼロというスタートラインに戻るだけ。

(中略)

ゼロになることは、みんなが思っているほど怖いものではない。
失敗して失うものなんて、たかが知れている。なによりも危険なのは、失うことを怖れるあまり、一歩も前に踏み出せなくなることだ。これは経験者として、強く訴えておきたい。

(以上本文より引用)

この部分に、とても勇気づけられました。

 

私は去年、適応障害と鬱を患いました。
大好きだった故郷の北海道を出て関東へ引っ越し。そして、業務量も人間関係もハードな職場で消費していく精神。

私は中学生の頃から、「言語聴覚士」という仕事を目指していました。
高校時代はその学校に通うため、日夜勉強に励み、AO入試で一発合格。
専門時代は、遠く離れた家族に頑張っていることを知らせたくて常に首席を取ることを目標に4年間実習や試験を受けました。

そして、それから数年実際の現場で働き、周りにも恵まれた環境で仕事ができており、とても充実した毎日を過ごしていました。

 

しかし、関東へ引っ越して職場や生活環境が変わると、ずっと憧れていて、毎日が輝くように楽しかった仕事は、一気に「つらいもの」に変わりました。

精神疾患を患って仕事が出来なくなったとき、私には何も残りませんでした。
約10年以上、その仕事を目指して、その仕事に携わって生きてきたんです。

まさに、「ゼロ」になりました。

 

だからでしょうか。堀江さんの言葉一つ一つが心に刺さるような、暖かく火を灯してくれるような、そんな感覚になりました。

「私が適応障害や鬱になったのは、マイナスではなかったんだ」
「ゼロから違う道にだってスタートできるチャンスなんだ」

そう思いました。

 

 

人間味に溢れる堀江さん、誰よりも天才だったわけじゃなかったんだなぁ

私の中で堀江貴文さんのイメージは、

  • 頭の中もコンピューターみたいに制御されていそう
  • 泣いたり悔しがったりしなさそう
  • 淡々とお金を稼ぐ方法を模索していそう

という感じでした。今思えば、メディアでしか見かけない分の刷り込み効果だったのかもしれませんね。
「ヒルズ族」という言葉が流行った時期もありましたが、まさにそのイメージ!
なんだかツンケンしてそうな印象を持っていました(; ・`д・´)

 

でも、この本を読んで考えは一変!!
堀江さん泣きじゃくることがあったんだ、寂しがりやなんだ、自分に自信がないときもあったんだ、って色んなことがわかりました。

生まれながらに裕福に育ったわけでもなく、才能に溢れまくっていたわけでもなく、ただただ人生の中で「トライ&エラー」を繰り返して、悩むのではなく「考えてきた」結果が今の堀江さんなんだと思います。

 

これは、とても勇気が出ました。

本を書いている人って成功者ばかりで、内容も失敗談2割・成功談8割くらいの印象なので、どうしても親近感が湧きづらいという感想を持っていました。
でも、堀江さんの本って、自分の失敗談すらつらつらと書き連ねていて、もうそこまで書いていると「これが成功の種だったのか!!」と思ってしまいます(笑)

 

だから、本当に手の届かない人なんじゃなくて、先陣を切って道しるべを立ててくれるような人を見つけることができた、という感覚に近くなりました。

 
 

お金に対する考え方は、本当に見習いたいものだ

あなたはいま、働くことを「なにかを我慢すること」だと思っていないだろうか?
そして給料のことを「我慢と引き替えに受け取る対価」だと思っていないだろうか?

(本文より引用)

これを読んだとき、ハッとしました。
そして、この考え以外に何が正解なのだろう?知りたい!と思いました。

私も一度大好きな仕事を失って、ゼロからスタートしたとき、「お金をもらう」から「お金を稼ぐ」という状況に転じて思ったことがあります。

今の状況はとても自由だけど、ものすごく責任があるな、と。
今までは会社に時間さえ提供していればお給料が発生したけど、今は自分が動かなければお金は稼ぐことができない。

 

でも、堀江さんの考え方から言えば、その思考は間違いではなかったようです。

 

 

 

「ゼロ」は、ずっと自分を象ってきた仕事の全てを一度失った私にとって、優しくも力強い勇気をくれるような本でした。

この本の最後に、このような堀江さんからのメッセージが書かれたページがあります。

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じんわりと胸に響きました。
ゼロに小さな1を足すには、やはり行動あるのみなのだと、そして自分が行きたい方向へひた進むことが大事なのだと、改めて思うことができました。

 

皆さんは、自分にコンプレックスがありますが?弱いところがありますか?
「自分にはできない」と思っていることはどれくらいありますか?

きっと、「今自分にできること」から探していった方がよっぽど人生は有意義なのでしょうね( ˘ω˘ )

 

「ゼロ」は、様々な経験をされてきた堀江さんだから書くことができた、強くて優しい1冊の本だと思います。
もし今の自分に、小さくても1を足したい、と思っている人がいるなら、この本はぜひ手に取って熟読していただきたいです。

私はまだまだ、堀江貴文という人物からたくさんの事を学びたい。

 

 では、閲覧ありがとうございました!