時は金なり、人生はサーカスなり

医療職だったライター、副業で生きてる 徒然なる本音をずらり

罪もないのに死んでいく人たちのこと、国はどう思ってるの

 

 

こんにちは、白嶋です。

 

 

この記事を読んで、やはり悲しくなります。

かくいう私も最近、適応障害→鬱病となり、自殺についてはかなり考えました。

 

 

日本は案外鬱病患者が少ない??

知っていますか?日本は案外鬱病患者が少ないということ。

鬱病の12か国有病率

世界 1~8%

日本 1~2%

(厚生労働省より引用)

これは、世界の中でも最低レベルの有病率の低さと言われています。

でもね、当事者から言わせてもらうと、

 

で?????

感じなんですよ、こんな統計。

 

上記に載せたニュースでは、鉄道自殺やはり鬱病患者が多いそうな。

その中でも最も多かった理由は、「健康問題」

  • 鬱病などの精神疾患
  • 身体障害の悩みなど
  • 勤務問題(仕事の失敗、職場の人間関係、職場環境の変化、仕事疲れなど)

と分けられている健康問題ですが、はっきり言って、勤務問題から精神疾患に移行してしまう場合だってあります(私はそうでした)。

身体障害の悩みから病んでしまうことも、勤務問題に繋がることだってあります。

 

日本のよくわからない、

接待、飲み会、休日出勤、当たり前のサービス残業などなど

こういう生産性の低い悪習によって病んでいく現代人も多いんです。

 

 

「働きすぎると、幸福度が増す」という研究結果

この研究結果をご存知ですか?

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(毎日新聞より引用)

 

この統計は、月の残業が60時間以上になると、健康リスクが高くても幸福度が上昇した、という研究結果です。

 

おかしいと思いませんか?

働きすぎている人は、ある一定のラインを超えると、自分の置かれている状況を正当化しようとして「幸福だ」と感じるようになるんです。

ある日突然やってくる体の不調に気づくことも難しいんです。

 

 

日本人に鬱病が少ないのは、果たして本当に、個々人が幸せだからでしょうか?

自分は今幸せだと思いこまないと、やっていられない状況を作り出しているのではないですか?

日本は、今の悪習を作り出している20世紀育ちのおじさんおばさん達がいなくならない限り、変わる可能性なんてないと思っています。

 

そしてやってくる、2025年問題。

団塊世代ジュニアたちが一斉に高齢化を迎えたら、私たちゆとりゆとりとバカにされてきた世代が、我々を押し込めてきた世代を面倒見る時代が来ます。

自分たちが年金もらえるかも危ういこの時代に、一人で何人かの老人を背負って生きていくんです。

 

 

 

人は、静かに鬱病に殺される、と実感した話

 

私が鬱病になった時、特に「死にたい死にたい!」と強く願っていたわけではなく、「ああ、死んだほうが楽だなぁ」とぼんやり考えて、首を吊る準備を淡々としていました。

私の場合は職場環境が劣悪だったこと、引っ越しによる新しい環境への適応などが重なってのことでしたが、世の中にはもっと辛く苦しい方もたくさんいるのだと思います。

 

だから、と言ってはなんですが、鉄道自殺する人の気持ちはなんとなくではありますが、察することができます。

 

 

今の日本に必要なのは、プレミアムフライデーを作ろうだとか、そんなことでしょうか。個人消費増やして経済を活性化させることなんでしょうか。

それって、テスト勉強しなきゃいけないのに、急に部屋の片づけをし始めちゃうときと同じじゃないんですか??

 

色んな人が不満に思っていることをもっと根本から解決していかないと、この腐りきった政治はあってもなくても一緒だと思います。

もっと日本の雇用問題を、現実的な事情を、よく見て考えて政策を練ってほしいものですね。

 

 

では、閲覧ありがとうございました!